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議会第2回定例会
令和５年 議会第２回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、全員のご出席をいただき、条例改正並びに令和５年度補正予算案などの重要案件についてご審議いただきますことに対し、深く感謝申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの世界的蔓延から４回目の春を迎えた、先月５月８日には、ついに感染症法の位置付けも５類とされ、季節性インフルエンザと同じカテゴリーとされました。
日々の生活も順調に回復し、コロナ以前の日常に、生活様式や、経済活動もほぼ戻りつつあります。
しかし、一つの大きな問題を私は感じています。マスクの着用についてです。国はマスクの着用についてはそれぞれの個人の判断に委ねるとしています。大人は仕事の種類や、自分の健康状態、社会的状況で使い分ける人や、全くしない人や、絶対する人など、様々に自己判断をしているのですが、子どもたち、特に小学生や中学生は校内や校外にかかわらず、教師が行動を共にする授業や校外活動時に先生がマスクをしているので、子どもたちは、たとえ新型コロナにり患したとしても、ほとんど健康被害はないとされているのにもかかわらず、生徒も皆マスクをしています。つまり、生徒が自己判断によってマスクを外すことは、日本的な学校の日常文化として普通ありません。
子どもたちがマスクを使い続けることによる、様々な問題点も指摘されている中、学校の対応もかなり複雑で、対応に苦慮する問題に発展するのではと感じます。真にマスクを必要とする方を中心にマスクを着用する感染症対策が標準とされる社会通念の早い定着を願うところです。
さて、６月議会においては、私が今回の選挙にあたって、公約の柱とさせていただいた、小学校・中学校の給食費の無料化という国家目標に向けての、自主財源を利用した、まずは村による給食費の６割軽減を国に先行して実施するための予算を計上させていただきました。
また、観光拠点施設「とよおか旅時間」の業務拡大による事務所の拡張についても計上し、さらには、道の駅のレストラン「そらら」のシェフ退職によるレストラン立て直しのため、リニューアルオープンに向けた予算についても、今会期中の提案を予定して準備・調整を進めています。議員の皆様には、しっかりと議論していただき、より良いご意見をいただきたいと存じます。
さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件５件、令和５年度一般会計補正予算など予算案件２件、同意案件１件、一般案件３件であります。
特に私から申し上げますと、６月定例会の重要な案件であります国民健康保険税条例の改正を提案いたします。
平成30年度から国民健康保険の財政運営を都道府県が担うこととなり、６年目を迎えました。市町村は県から示される国保事業費納付金を賄うために必要な保険税率を決定するわけですが、令和５年度においては、納付金の増額に加え、被保険者数の減少による負担増を抑制するため、支援金分及び介護分に予備費を充当し、調整を図り前年度並みで算定させていただいています。なお、医療分の増については、県における国民健康保険運営の中期的改革方針にあります、保険料水準等の統一に関係する引き上げとなりますので、よろしくお願いします。
去る５月24日の国保運営協議会において、この内容の諮問についてご審議いただき、諮問内容に沿った答申をいただきました。答申を尊重し、条例改正案を提出するものですが、課税処理の都合もありますので、本日中のご審議・ご決定をよろしくお願い申し上げます。
次に、令和５年度一般会計補正予算の歳出では、今年度も新型コロナ対応地方創生臨時交付金が国より交付されることとなったため、電気・ガス・食料品等価格高騰に関係して、低所得世帯へ1世帯当たり25千円を支給する支援金給付事業に15,000千円、全村民1人当たり5千円の商品券をお配りする生活応援商品券配布事業に36,700千円、高騰する飼料価格・燃料代の一部を助成する村内事業者支援事業に22,000千円を計上しました。
また、先程触れましたとおり、小中学校の給食食材費、保護者負担の６割軽減のための経費16,000千円を計上し、お認めいただければ、７月の給食費から軽減措置を講じてまいります。そのほか、とよおか旅時間の施設増築工事に22,000千円、水路・河川改修のための緊急自然災害防止対策事業の経費に40,000千円弱などを計上させていただきました。
歳入では、新型コロナ対応地方創生臨時交付金や緊急自然災害防止対策事業債の借り入れ、歳出予算に不足する財源を確保するための減債基金等からの基金繰入金を中心に計上させていただきました。
上程案件については、以上概要を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議、ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。