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議会第3回定例会
令和5年 議会第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、全員のご出席をいただき、令和4年度決算、並びに令和5年度補正予算案などの重要案件についてご審議いただきますことに対し、厚くお礼申し上げます。
さて、今年の夏休みやお盆は4年ぶりの脱コロナということで、花火大会や夏祭りがそれぞれの自治体や氏子の皆さんの手によって、盛大に行われました。ようやく取り戻すことができた通常の社会活動に、参加する側の人たちも、運営側のスタッフも、それぞれの心になにがしかの思いがこみ上げてきたのではないでしょうか。
すでに新型コロナに感染して抗体を獲得していて、自由にふるまっている人と、まだ感染していなくてマスクを着用している人が混在している状態ですが、これも我が国がワクチンとマスクの着用などによって、コロナの感染スピードを遅らせ、医療の崩壊を防ぐことを第一の対策としてきた結果、集団免疫を獲得するのに時間がかかっていると言えるからでしょう。
さらには病院、介護施設などは現在もゼロコロナ対策を続けざるを得ない状況にあるため、いつまで新型コロナ対策を続ければよいのか、誰も分からない、出口の見えない状況に迷い込んでいます。
コンビニなども従業員はマスクを外していません。お葬式の会葬には、ほとんどの人がマスクをしています。さらには、小中学校の登下校時にもマスク姿がまだまだ見受けられます。
新型コロナの置き土産でしょうが、マスクを外すも、着用するも、社会的圧力ではなく個人の判断で自由に行えるようになりたいものです。
今、盛んに言われる多様性とは、こんな平易な判断力を磨く事から生まれるのではないでしょうか。
また、今年のお盆は帰省客の帰りのタイミングに大型台風が西日本に居座り、新幹線をはじめ交通機関が大混乱に陥り、多くの帰省客が家に帰れず、ホテルや駅や電車の中で夜を過ごしているニュースが盛んに流れました。こんなニュースを見ながら、早くリニア中央新幹線が開通すれば、いくら雨が降っても風が吹いてもトンネルを走るリニアは何の影響もなく走る事が出来るのに、と思ったのは私一人ではないと思います。さらにトンネルの中は地震にも強いと言われています。
さて、村民の皆様も気づいていると思いますが、豊丘村には民間のマンションやアパートが不足しています。他町村に比べて豊丘村の子育て支援事業はかなり充実しています。また、豊丘村で住宅を新築する場合、若い世代ですと150万円程の補助金も支給できます。このことはハウジングメーカーなどでも認識していただいているので、まずは豊丘村のマンションやアパートに住んでいただき、子どもを学校に通わせていただければ、次の段階として永住していただく流れをつくることが可能となります。つまり、地域の活力の源となる生産年齢人口の獲得につながります。民間の集合住宅建設を促進するために、家族用一部屋当たり100万円の補助金を事業者に対して交付するための予算を今議会に提案します。
さらには、移住・定住を希望する方々に必要な情報を一元化した部署を調整し、ワンストップで希望者の対応ができるよう取り組んでまいります。
また、大鹿村を除く近隣の下伊那北部町村では、豊丘村のみ顧問弁護士がいなかった訳ですが、最近は法的問題を含む事案が急増していることから、顧問契約を結ぶための予算を計上します。
令和4年度一般会計決算について申し上げます。
令和4年度決算は、歳入総額が 68億8,100万円余、歳出総額が 61億9,100万円余となり、歳入は前年比▲1億円(▲1.4%)と減少となった一方、歳出は前年比 +5億400万円(+8.9%)と増加し、令和2年度に次いで過去2番目の規模となりました。この中には、令和3年度からの繰越明許費5億6,800万円が含まれています。
歳入については、景気の回復等により村税は増加(前年比+2,500万円)したものの、地方交付税の減(前年比▲4,100万円)、国・県支出金の減(前年比▲2億1,400万円)、新システムへの移行による有線使用料の減(前年比▲2,200万円)などにより、全体では前年度に対し減少となりました。一方、歳出は、道路・水路等の修繕に係る緊急自然災害防止対策事業の増、社会資本整備総合交付金村道改良事業の増、前年度繰越分を合わせて消防自動車・小型ポンプ5台を更新したこと、決算剰余金を見込み、年度末までに9億円の基金積立を行ったことなどにより、前年度と比べ増加となりました。
その結果、歳入歳出差引は6億8,900万円ほどとなり、ここから明許繰越及び事故繰越しにより令和4年度から5年度に繰り越した事業に必要な一般財源1億7,500万円を差し引いた実質収支は5億1,400万円ほどとなり、前年比▲5億5,800万円と大きく減少しました。このことについては、年度末の3月に将来の財政出動に備え、基金へ5億円積み立てたことが要因となっていますので、よろしくお願いします。
さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件2件、令和5年度一般会計補正予算など予算案件4件、令和4年度決算認定の案件6件、一般案件3件であります。
特に私から申し上げますと、条例案件では、国の法改正に伴い改正が必要となる、子育て支援に関係した村の条例改正案を上程させていただきます。
補正予算について申し上げます。
令和5年度一般会計補正予算の歳出では、総務費にふるさと納税返礼品の不足額を、また、先程申し上げましたとおり、村内に不足するアパートなどの民間賃貸住宅の建設を誘導するための補助制度の創設を予定し、関係する補助金を計上するとともに、土木費には緊急自然災害防止対策事業債を活用した道路関係工事の経費を計上させていただきました。
一般会計補正予算の歳入では、主なものとして、普通交付税と臨時財政対策債の発行可能額が確定したことにより、交付税は増額、臨財債は減額を計上、令和4年度決算の確定により繰越金1億1,400万円余を追加、また、当初予算で計上した減債基金の取り崩し1億1千万円については、補正後の予備費の状況などを考慮して取り止める内容を計上しました。
令和4年度決算の状況については、先程申し上げたとおりです。
過去の道の駅などの大型事業の実施や、近年の緊急防災・減災事業債、緊急自然災害防止対策事業債などの有利な起債を活用した事業の実施に伴い、実質公債費比率など、財政健全化比率の数値に注意しなければならない部分も若干ありますが、将来負担比率は基金の積み増しなどにより改善傾向にあり、現時点で概ね健全な財政運営ができているものと認識しているところです。
上程案件については、以上、概略を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議・ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、今年の夏休みやお盆は4年ぶりの脱コロナということで、花火大会や夏祭りがそれぞれの自治体や氏子の皆さんの手によって、盛大に行われました。ようやく取り戻すことができた通常の社会活動に、参加する側の人たちも、運営側のスタッフも、それぞれの心になにがしかの思いがこみ上げてきたのではないでしょうか。
すでに新型コロナに感染して抗体を獲得していて、自由にふるまっている人と、まだ感染していなくてマスクを着用している人が混在している状態ですが、これも我が国がワクチンとマスクの着用などによって、コロナの感染スピードを遅らせ、医療の崩壊を防ぐことを第一の対策としてきた結果、集団免疫を獲得するのに時間がかかっていると言えるからでしょう。
さらには病院、介護施設などは現在もゼロコロナ対策を続けざるを得ない状況にあるため、いつまで新型コロナ対策を続ければよいのか、誰も分からない、出口の見えない状況に迷い込んでいます。
コンビニなども従業員はマスクを外していません。お葬式の会葬には、ほとんどの人がマスクをしています。さらには、小中学校の登下校時にもマスク姿がまだまだ見受けられます。
新型コロナの置き土産でしょうが、マスクを外すも、着用するも、社会的圧力ではなく個人の判断で自由に行えるようになりたいものです。
今、盛んに言われる多様性とは、こんな平易な判断力を磨く事から生まれるのではないでしょうか。
また、今年のお盆は帰省客の帰りのタイミングに大型台風が西日本に居座り、新幹線をはじめ交通機関が大混乱に陥り、多くの帰省客が家に帰れず、ホテルや駅や電車の中で夜を過ごしているニュースが盛んに流れました。こんなニュースを見ながら、早くリニア中央新幹線が開通すれば、いくら雨が降っても風が吹いてもトンネルを走るリニアは何の影響もなく走る事が出来るのに、と思ったのは私一人ではないと思います。さらにトンネルの中は地震にも強いと言われています。
さて、村民の皆様も気づいていると思いますが、豊丘村には民間のマンションやアパートが不足しています。他町村に比べて豊丘村の子育て支援事業はかなり充実しています。また、豊丘村で住宅を新築する場合、若い世代ですと150万円程の補助金も支給できます。このことはハウジングメーカーなどでも認識していただいているので、まずは豊丘村のマンションやアパートに住んでいただき、子どもを学校に通わせていただければ、次の段階として永住していただく流れをつくることが可能となります。つまり、地域の活力の源となる生産年齢人口の獲得につながります。民間の集合住宅建設を促進するために、家族用一部屋当たり100万円の補助金を事業者に対して交付するための予算を今議会に提案します。
さらには、移住・定住を希望する方々に必要な情報を一元化した部署を調整し、ワンストップで希望者の対応ができるよう取り組んでまいります。
また、大鹿村を除く近隣の下伊那北部町村では、豊丘村のみ顧問弁護士がいなかった訳ですが、最近は法的問題を含む事案が急増していることから、顧問契約を結ぶための予算を計上します。
令和4年度一般会計決算について申し上げます。
令和4年度決算は、歳入総額が 68億8,100万円余、歳出総額が 61億9,100万円余となり、歳入は前年比▲1億円(▲1.4%)と減少となった一方、歳出は前年比 +5億400万円(+8.9%)と増加し、令和2年度に次いで過去2番目の規模となりました。この中には、令和3年度からの繰越明許費5億6,800万円が含まれています。
歳入については、景気の回復等により村税は増加(前年比+2,500万円)したものの、地方交付税の減(前年比▲4,100万円)、国・県支出金の減(前年比▲2億1,400万円)、新システムへの移行による有線使用料の減(前年比▲2,200万円)などにより、全体では前年度に対し減少となりました。一方、歳出は、道路・水路等の修繕に係る緊急自然災害防止対策事業の増、社会資本整備総合交付金村道改良事業の増、前年度繰越分を合わせて消防自動車・小型ポンプ5台を更新したこと、決算剰余金を見込み、年度末までに9億円の基金積立を行ったことなどにより、前年度と比べ増加となりました。
その結果、歳入歳出差引は6億8,900万円ほどとなり、ここから明許繰越及び事故繰越しにより令和4年度から5年度に繰り越した事業に必要な一般財源1億7,500万円を差し引いた実質収支は5億1,400万円ほどとなり、前年比▲5億5,800万円と大きく減少しました。このことについては、年度末の3月に将来の財政出動に備え、基金へ5億円積み立てたことが要因となっていますので、よろしくお願いします。
さて、本日私から提案いたします案件は、条例案件2件、令和5年度一般会計補正予算など予算案件4件、令和4年度決算認定の案件6件、一般案件3件であります。
特に私から申し上げますと、条例案件では、国の法改正に伴い改正が必要となる、子育て支援に関係した村の条例改正案を上程させていただきます。
補正予算について申し上げます。
令和5年度一般会計補正予算の歳出では、総務費にふるさと納税返礼品の不足額を、また、先程申し上げましたとおり、村内に不足するアパートなどの民間賃貸住宅の建設を誘導するための補助制度の創設を予定し、関係する補助金を計上するとともに、土木費には緊急自然災害防止対策事業債を活用した道路関係工事の経費を計上させていただきました。
一般会計補正予算の歳入では、主なものとして、普通交付税と臨時財政対策債の発行可能額が確定したことにより、交付税は増額、臨財債は減額を計上、令和4年度決算の確定により繰越金1億1,400万円余を追加、また、当初予算で計上した減債基金の取り崩し1億1千万円については、補正後の予備費の状況などを考慮して取り止める内容を計上しました。
令和4年度決算の状況については、先程申し上げたとおりです。
過去の道の駅などの大型事業の実施や、近年の緊急防災・減災事業債、緊急自然災害防止対策事業債などの有利な起債を活用した事業の実施に伴い、実質公債費比率など、財政健全化比率の数値に注意しなければならない部分も若干ありますが、将来負担比率は基金の積み増しなどにより改善傾向にあり、現時点で概ね健全な財政運営ができているものと認識しているところです。
上程案件については、以上、概略を申し上げましたが、詳細につきましては、副村長・担当課長よりご説明申し上げますので、ご審議・ご決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。