リニア中央新幹線とは
リニア中央新幹線とは、全国新幹線鉄道整備法(以下「全幹法」)の基本計画路線に位置付けられている「中央新幹線」を、時速500kmで走行する 超電導リニアモーターカーにより、東京都を起点に、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近を主な経過地として、終点大阪市までを結ぶ新幹線のことをいいます。この計画が実現すれば、東京~大阪間が約1時間で結ばれることになります。
現在JR東海が2027年の東京~名古屋間の開通を目標に準備が進められています。
長野県の路線概要
【JR東海 事業説明会資料より】
〇長野県内の総延長は、52.9kmでトンネル部(48.5km)が全体の91%を占めます。
〇中間駅となる長野県駅が1か所、飯田市に計画されています。
〇保守基地が1カ所、飯田市に計画されています。
〇変電所が2カ所 、豊丘村と大鹿村に計画されています。
〇非常口(山岳部)が11カ所、計画されています。
・飯田市 2か所
・阿智村 1か所
・豊丘村 2か所
・大鹿村 4か所
・南木曽町 2か所
豊丘村の路線概要
【JR東海 事業説明会資料より】
〇豊丘村の通過延長10kmは、ほとんどがトンネルとなります。
〇坑口(壬生沢)の他に、非常口(山岳部)が2か所(戸中・坂島)計画されています。
〇柏原地区に変電施設(リニアへの電力供給)が計画されています。
建設発生土の発生個所と概算土量
【JR東海 事業説明会資料より】
〇長野県全体で、950万㎥の発生土が、トンネル工事により搬出される予定です。
〇その内豊丘村では、全体で225万㎥の発生土が見込まれております。
・壬生沢坑口より 70万㎥
・戸中非常口より 55万㎥
・坂島非常口より 100万㎥